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増刊号 血液検査実践マニュアル Part 3 血球形態検査 4.LE細胞検査
1)検査の目的と意義
著者: 西村敏治1
所属機関: 1NTT東日本関東病院臨床検査科
ページ範囲:P.789 - P.790
文献購入ページに移動はじめに
LE細胞(lupus erythematosus cell)は1948年,Hargravesら1)によって全身性エリテマトーデス(SLE)患者のヘパリン加骨髄塗抹標本の中に均一無構造な紫紅色の封入体を持つ細胞として発見された.この細胞の発見を機にその成立機序が明らかになり,種々の検出法も報告されるようになった.
LE細胞は生体内にはほとんど認められず,通常採血後,生体外で人工的に形成される細胞で,封入体(LE体)を貪食した細胞のことである.
LE細胞(lupus erythematosus cell)は1948年,Hargravesら1)によって全身性エリテマトーデス(SLE)患者のヘパリン加骨髄塗抹標本の中に均一無構造な紫紅色の封入体を持つ細胞として発見された.この細胞の発見を機にその成立機序が明らかになり,種々の検出法も報告されるようになった.
LE細胞は生体内にはほとんど認められず,通常採血後,生体外で人工的に形成される細胞で,封入体(LE体)を貪食した細胞のことである.
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