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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻7号

2000年06月発行

文献概要

増刊号 血液検査実践マニュアル Part 3 血球形態検査 5.白血球機能検査

1)検査の目的と意義,検体の取り扱い・保存法と注意点,抗凝固剤の種類と使い分け

著者: 東克巳1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.795 - P.796

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はじめに
 ヒトの生体防御機構は病原微生物などから自己を守るために必須の機構の1つである.この機構には特異的免疫機構と非特異的免疫機構があるのは周知のとおりである.
 病原微生物が生体に侵入すると,まず非特異的免疫機構が働く.ここで主役をなすのが顆粒球(ほとんどが好中球)である.好中球は微生物に近づき(遊走),取り込み(貪食),殺傷(殺菌)という一連の機能を発揮し,微生物の生体からの排除を完結するとともに自解し,炎症反応の引き金となる.しかし,ここで排除が完了しないと,リンパ球を介する特異的免疫機構が働くことになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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