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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻7号

2000年06月発行

文献概要

増刊号 血液検査実践マニュアル Part 3 血球形態検査 5.白血球機能検査

3)成績の評価とコメントの付けかた

著者: 東克巳1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.803 - P.804

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顆粒球機能検査
 1.遊走能試験
 図1に示すように,走化性因子に向かった遊走距離をchemotaxis:A,対照側の遊走距離をspontaneous migration:Bとすると,A/Bをchemotactic index,A-Bをchemotactic differentialとして表す.
 遊走能機能不全としてはなまけもの白血球症候群や高IgE血症(Job症候群)がある.前者は好中球の運動能や殺菌能は正常であるが,ランダム運動や走化能が欠如する.後者は高IgE血症と好中球走化能低下が見られる症例である.しかし,いずれの場合も病因論としては確立されたものではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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