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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻7号

2000年06月発行

文献概要

増刊号 血液検査実践マニュアル Part 4 溶血検査 3.検査の実際

5)胎児ヘモグロビンの検出法

著者: 服部幸夫1

所属機関: 1山口大学医療技術短期大学部衛生技術科

ページ範囲:P.820 - P.821

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はじめに
 ヘモグロビン(Hb)は2分子ずつのα,非αグロビン鎖(β,γ,δ)からなる四量体である.胎児期はほとんどが胎児ヘモグロビンHbF(α2γ2)で占められるが,出生を境にHbA(α2β2)が優位となる.HbFは生後6か月間に急激に低下し,1〜2歳で成人値となる.成人ではHbA 96%,HbA2(α2δ2)3%,HbF 1%程度である.しかし,成人でもHbFの増加は多数の先天性および後天性血液疾患でしばしば見られる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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