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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻7号

2000年06月発行

文献概要

増刊号 血液検査実践マニュアル Part 5 凝固・線溶検査 4.ルーチン検査

1)検査の実際 b)APTT

著者: 高宮脩1

所属機関: 1信州大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.839 - P.840

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検査の目的と意義
 活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)は内因系凝固のスクリーニング検査法である.高分子キニノゲン,プレカリクレイン,第XII因子,第XI因子,第IX因子,第VIII因子,第X因子,第V因子,第II因子,フィブリノゲンの量および質の低下を反映する.内因系凝固過程に関与する後天性循環抗凝固物質やヘパリンに感受性を示すが,アンチトロンビンIIIやプロテインCなどの生理的凝固制御因子の増減に影響することはない.第X因子,第V因子,第II因子,フィブリノゲンはむしろプロトロンビン時間(PT)に感受性を示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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