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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻7号

2000年06月発行

文献概要

増刊号 血液検査実践マニュアル Part 5 凝固・線溶検査 4.ルーチン検査

2)データの読みかたと検査診断の進めかた

著者: 川合陽子1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部中央臨床検査部

ページ範囲:P.855 - P.859

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はじめに
 凝固・線溶系のルーチン検査としてはAPTT・PT・フィブリノゲンの3項目が一般的である.手術前や重篤な基礎疾患を有する患者の凝血学的スクリーニング検査としては,上記3項目にFDPを加え,血小板数の検査とともに5項目が一般的である.出血時間やトロンボテスト(TT)は対象患者がやや限定され,若干異なる位置づけと思われる.凝血学的検査は出血傾向の診断のために進歩してきたが,スクリーニング検査としては,一次止血には血小板数と出血時間,二次止血にはAPTT,PT,フィブリノゲン,線溶のスクリーニング検査にはフィブリノゲンとFDPがある.臨床医が出血傾向の患者を認めたときに鑑別する疾患を図1に示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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