文献詳細
増刊号 血液検査実践マニュアル
Part 7 免疫組織化学染色の実際
文献概要
はじめに
多発性骨髄腫はBリンパ球の最終分化段階である形質細胞の1個が骨髄内で自律増殖して,単クローン性のいわゆる骨髄腫細胞を形成し,他の形質細胞を圧倒し,大部分の症例で単クローン性免疫グロブリン(M蛋白)を産生する疾患である.
M蛋白は軽鎖(light chain)の型のどちらか一方に対してのみ単クローンを形成することから,免疫組織化学染色にてκ型,λ型を証明することで腫瘍性か否かの判定が可能となる.
多発性骨髄腫はBリンパ球の最終分化段階である形質細胞の1個が骨髄内で自律増殖して,単クローン性のいわゆる骨髄腫細胞を形成し,他の形質細胞を圧倒し,大部分の症例で単クローン性免疫グロブリン(M蛋白)を産生する疾患である.
M蛋白は軽鎖(light chain)の型のどちらか一方に対してのみ単クローンを形成することから,免疫組織化学染色にてκ型,λ型を証明することで腫瘍性か否かの判定が可能となる.
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