文献詳細
文献概要
ミニ辞典
ハウエル・ジョリー小体
著者: 氏家幸1
所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.935 - P.935
文献購入ページに移動■形態学的特徴
赤血球または赤芽球に1個ないし数個存在する直径1〜2μmの小体.細胞分裂の際に,染色体の一部が核の本体に融合せず,細胞質に残存したもの.ライト・ギムザ染色では核濃縮の染色を示し,DNAのフォイルゲン反応陽性.ハウエル・ジョリー小体を有する赤血球は,脾臓でマクロファージに取り込まれ処理されるため,正常人では見られない.
赤血球または赤芽球に1個ないし数個存在する直径1〜2μmの小体.細胞分裂の際に,染色体の一部が核の本体に融合せず,細胞質に残存したもの.ライト・ギムザ染色では核濃縮の染色を示し,DNAのフォイルゲン反応陽性.ハウエル・ジョリー小体を有する赤血球は,脾臓でマクロファージに取り込まれ処理されるため,正常人では見られない.
掲載誌情報