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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻7号

2000年06月発行

文献概要

増刊号 血液検査実践マニュアル Part 8 遺伝子関連検査 1.染色体検査

3)検査の実際 b)分染法による染色体同定

著者: 田村高志1

所属機関: 1杏林大学保健学部臨床遺伝学教室

ページ範囲:P.936 - P.938

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はじめに
 分染法の開発は染色体検査の第2期黄金時代といわれている.1970年代に入り,3)Hチミジンを利用した分染法に代わりQ,G,Rバンド法が次々と報告され,現在では分染法なしでは染色体検査の報告ができなくなっている.これらの分染法が報告されてからは,詳細な染色体解析が可能となり,新たな染色体異常症が報告されるようになった.
 分染法による解析において,検査の基本は分析しやすい標本を,つまり重なりが少ない広がりのよい分裂像が多数見られる標本を作製する技術が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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