文献詳細
文献概要
増刊号 血液検査実践マニュアル Part 10 血液検査データに影響を及ぼす治療法 3.サイトカイン療法
2)G-CSF
著者: 山下卓也1
所属機関: 1防衛医科大学校第3内科
ページ範囲:P.986 - P.988
文献購入ページに移動G-CSFの作用
G-CSFの生体における作用には,前駆細胞に対しては,好中球系細胞への分化,増殖,成熟を促進し,成熟好中球に対しては,その細胞寿命を延長させ,活性酸素産生能,遊走能,貧食能,殺菌能を亢進させることなどがある.
また,G-CSFは成熟好中球を骨髄や血管内辺縁プールから末梢循環プールへ動員する働きも有する.
G-CSFの生体における作用には,前駆細胞に対しては,好中球系細胞への分化,増殖,成熟を促進し,成熟好中球に対しては,その細胞寿命を延長させ,活性酸素産生能,遊走能,貧食能,殺菌能を亢進させることなどがある.
また,G-CSFは成熟好中球を骨髄や血管内辺縁プールから末梢循環プールへ動員する働きも有する.
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