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ミニ辞典
肥満細胞
著者: 東克巳1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.988 - P.988
文献購入ページに移動■形態学的特徴
肥満細胞は骨髄像観察時に弱拡大でも容易に見つけることのできる細胞である.それは濃紫赤色の顆粒がぎっしり詰まった特徴ある細胞のためである.
細胞の大きさは15〜30μmで,ほとんどが円形あるいは類円形を呈するが,なかには50μmにも及ぶ紡錘形状を見ることもある.核は顆粒に被われているため形やクロマチン構造は見られないが,物理的破壊で顆粒の逸脱した細胞を見ると,核の形は類円形で分葉傾向は見られないようである.
肥満細胞は骨髄像観察時に弱拡大でも容易に見つけることのできる細胞である.それは濃紫赤色の顆粒がぎっしり詰まった特徴ある細胞のためである.
細胞の大きさは15〜30μmで,ほとんどが円形あるいは類円形を呈するが,なかには50μmにも及ぶ紡錘形状を見ることもある.核は顆粒に被われているため形やクロマチン構造は見られないが,物理的破壊で顆粒の逸脱した細胞を見ると,核の形は類円形で分葉傾向は見られないようである.
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