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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻7号

2000年06月発行

文献概要

ミニ辞典

肥満細胞

著者: 東克巳1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.988 - P.988

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■形態学的特徴
 肥満細胞は骨髄像観察時に弱拡大でも容易に見つけることのできる細胞である.それは濃紫赤色の顆粒がぎっしり詰まった特徴ある細胞のためである.
 細胞の大きさは15〜30μmで,ほとんどが円形あるいは類円形を呈するが,なかには50μmにも及ぶ紡錘形状を見ることもある.核は顆粒に被われているため形やクロマチン構造は見られないが,物理的破壊で顆粒の逸脱した細胞を見ると,核の形は類円形で分葉傾向は見られないようである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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