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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻7号

2000年06月発行

増刊号 血液検査実践マニュアル

Part 10 血液検査データに影響を及ぼす治療法 3.サイトカイン療法

3)IFN

著者: 小山覚1

所属機関: 1済生会新潟第二病院内科(血液化学療法科)

ページ範囲:P.989 - P.991

文献概要

IFNの種類と作用
 インターフェロン(IFN)は,遺伝子や蛋白質の構造の違いにより,I型(IFN-α,IFN-βおよびIFN-ω)とII型(IFN-γ)に大別される.さらに現在,IFN-αには28種類の分子種のサブタイプが確認されている.
 一般にIFNはサイトカインの一種として多面的生物活性(表1)を有しており,その効果は直接的作用と宿主を介した間接的作用(BRM;biological response modifiers作用)により発揮される.IFNはIFNレセプターと結合し作用を発現する.さらにIFNには,他のサイトカイン産生を誘導・促進したり,逆にIL-2など他のサイトカインにより誘導されたりするというサイトカインネットワークが存在する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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