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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻8号

2000年07月発行

文献概要

技術講座 血液

LE細胞の検出法

著者: 清水長子1 渡辺清明2

所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部 2慶應義塾大学医学部中央臨床検査部

ページ範囲:P.1007 - P.1010

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新しい知見
 自己免疫性疾患は,臓器特異的自己免疫疾患と全身性自己免疫疾患に大別することができる.全身性自己免疫疾患の代表例である全身性エリテマトーデスは,抗DNA抗体,抗Sm抗体,あるいは抗T細胞抗体など多彩な自己抗体産生を伴うポリクローナルなB細胞活性化と免疫調整T細胞の機能不全である.LE細胞とLEテストの陽性度は,症例によっては解離することがあり,LE細胞が陰性でLEテスト陽性ということも生じる.前者はIgG,後者はIgMクラスのLE因子を検出するためと考えられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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