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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻8号

2000年07月発行

文献概要

けんさ質問箱

Q EDTA塩加血液における偽性血小板減少症

著者: 佐藤金夫1 雨宮憲彦2 尾崎由基男1 M.O.

所属機関: 1山梨医科大学臨床検査医学講座 2山梨医科大学附属病院検査部

ページ範囲:P.1049 - P.1051

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EDTA塩以外のヘパリンやクエン酸ナトリウムを使った場合の長所,短所をご教示ください.ヘパリン採血では血液像鏡検で大きな血小板凝集塊が観察され,自動血球計数器でも再現性が悪くなりました.しかし,白血球数,赤血球数,ヘモグロビン濃度,ヘマトクリット値は安定していました.クエン酸ナトリウムでは白血球数,赤血球数,血小板数,ヘモグロビン濃度,ヘマトクリット値が低値となり,血液像鏡検でもやや血小板凝集塊が観察されました.さらに,血小板が凝集しやすい患者さんの場合,ルーチン業務では抗凝固剤は何を使用し,どんな採血条件が必要なのでしょうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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