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文献概要
Laboratory Practice 生化学 精査と治療に生かす検査データ
急性ウイルス性肝炎
著者: 野村文夫1
所属機関: 1千葉大学医学部臨床検査医学講座
ページ範囲:P.1066 - P.1067
文献購入ページに移動はじめに
急性肝障害を起こす要因は,肝炎ウイルス,薬剤による急性肝炎に加えて,循環障害や胆管胆石の排石に際しての一過性トランスアミナーゼ上昇など多数あり,その診断にあたっては,病歴,臨床経過,身体所見が重要であることはいうまでもないが,その診断における臨床検査の役割は極めて大きい.本稿では急性ウイルス性肝炎を例として,その鑑別診断,重症度の評価法,経過観察における留意点などについて述べる.
急性肝障害を起こす要因は,肝炎ウイルス,薬剤による急性肝炎に加えて,循環障害や胆管胆石の排石に際しての一過性トランスアミナーゼ上昇など多数あり,その診断にあたっては,病歴,臨床経過,身体所見が重要であることはいうまでもないが,その診断における臨床検査の役割は極めて大きい.本稿では急性ウイルス性肝炎を例として,その鑑別診断,重症度の評価法,経過観察における留意点などについて述べる.
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