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臨床検査に必要な統計処理法・7
管理図法の原理と活用法—QCの目的は管理図を作成することではない
著者: 細萱茂実1
所属機関: 1山梨医科大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.1077 - P.1082
文献購入ページに移動はじめに
臨床検査にはさまざまな精度管理手法が用いられている.なかでも最も代表的な手法はx-Rやx-Rs-Rなどの管理図法であろう.しかし,これら管理図に日々のデータをプロットはしていても,管理図法が適切に利用され,また効力を発揮しているかどうかについては疑問を抱かざるをえない点も少なくない.管理図法とは,何をどのように管理するもので,また適切に利用するための注意点や限界は何か,などを理解し運用することにより,初めて本来の目的が達成されよう.そこで,管理図法の原理や効果的な利用法を整理するとともに,実践の場における問題点について考える.
臨床検査にはさまざまな精度管理手法が用いられている.なかでも最も代表的な手法はx-Rやx-Rs-Rなどの管理図法であろう.しかし,これら管理図に日々のデータをプロットはしていても,管理図法が適切に利用され,また効力を発揮しているかどうかについては疑問を抱かざるをえない点も少なくない.管理図法とは,何をどのように管理するもので,また適切に利用するための注意点や限界は何か,などを理解し運用することにより,初めて本来の目的が達成されよう.そこで,管理図法の原理や効果的な利用法を整理するとともに,実践の場における問題点について考える.
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