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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻8号

2000年07月発行

文献概要

検査データを考える

原発性アルドステロン症

著者: 岩崎泰正1

所属機関: 1名古屋大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.1083 - P.1086

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はじめに
 ナトリウム(Na)やカリウム(K)などの血清電解質は体液の恒常性(ホメオスタシス)を維持するうえで重要な役割を果たしており,種々のホルモンによって極めて狭い範囲に厳格に調節されている.したがって,これらの検査値が正常範囲を逸脱する頻度は比較的少ないものの,ひとたび異常値を呈した場合には,背後になんらかの重大な疾患が存在すると考えて検索を進める必要がある.
 本稿では特に血清カリウム値の低下をきたす疾患を対象として,原発性アルドステロン症を中心に,その類縁疾患の病態生理,ならびに鑑別疾患に関し概略を述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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