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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻8号

2000年07月発行

文献概要

トピックス

心房細動・粗動の発症機序

著者: 岩佐篤1 樋熊拓未1 奥村謙1

所属機関: 1弘前大学医学部第2内科

ページ範囲:P.1091 - P.1093

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はじめに
 心房細動,心房粗動は心電計の開発とともに記載され,これまで多くの実験的,臨床的研究が行われてきた.心房細動は良性不整脈ではあるが,心機能を低下させ,血栓塞栓症,特に脳塞栓症の大きな要因となり,さらに高齢化社会を背景として,その臨床的重要性が高まっている.
 しかしながら,心房細動の発症機序および慢性化の病態についてはいまだ不明の点が多い.一方,心房粗動に関しては,最近の知見により,機序としての右房内リエントリーが明らかにされ,さらに高周波カテーテルアブレーションによる根治も多くの例で可能となっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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