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高脂血症とプラーク形成
著者: 山田信博1
所属機関: 1筑波大学臨床医学系内科
ページ範囲:P.1094 - P.1096
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虚血性心疾患の発症において粥状動脈硬化症が重要な役割を果たすことから,この粥状動脈硬化症を予防し,治療する目的で高脂血症の診療は行われる.最近では心血管イベント発症におけるプラーク破綻が重要な病態として位置づけられ,高脂血症の果たす役割が種々の大規模介入試験を通じて明確となりつつある.
新しい高脂血症の診療ガイドラインではatherogenicリポ蛋白として,低密度リポ蛋白(low densitylipoprotein;LDL)の意義が強調されているが,ライフスタイルの激変は,LDLのみならず,atherogenicリポ蛋白であるレムナントを増加させていることにも注目すべきであろう.
虚血性心疾患の発症において粥状動脈硬化症が重要な役割を果たすことから,この粥状動脈硬化症を予防し,治療する目的で高脂血症の診療は行われる.最近では心血管イベント発症におけるプラーク破綻が重要な病態として位置づけられ,高脂血症の果たす役割が種々の大規模介入試験を通じて明確となりつつある.
新しい高脂血症の診療ガイドラインではatherogenicリポ蛋白として,低密度リポ蛋白(low densitylipoprotein;LDL)の意義が強調されているが,ライフスタイルの激変は,LDLのみならず,atherogenicリポ蛋白であるレムナントを増加させていることにも注目すべきであろう.
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