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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻8号

2000年07月発行

トピックス

高脂血症とプラーク形成

著者: 山田信博1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系内科

ページ範囲:P.1094 - P.1096

文献概要

はじめに
 虚血性心疾患の発症において粥状動脈硬化症が重要な役割を果たすことから,この粥状動脈硬化症を予防し,治療する目的で高脂血症の診療は行われる.最近では心血管イベント発症におけるプラーク破綻が重要な病態として位置づけられ,高脂血症の果たす役割が種々の大規模介入試験を通じて明確となりつつある.
 新しい高脂血症の診療ガイドラインではatherogenicリポ蛋白として,低密度リポ蛋白(low densitylipoprotein;LDL)の意義が強調されているが,ライフスタイルの激変は,LDLのみならず,atherogenicリポ蛋白であるレムナントを増加させていることにも注目すべきであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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