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Laboratory Practice 微生物 細菌培養陰性例への対応
尿道炎・膀胱炎の微生物検査
著者: 廣瀬崇興1
所属機関: 1北海道社会保険中央病院泌尿器科
ページ範囲:P.1156 - P.1157
文献購入ページに移動19歳の男性,専門学校生.既往歴としては1年前にクラミジアによる尿道炎を経験している.1か月前までに当時のガールフレンドと数回性的接触を持っていた.2週間前より排尿時に軽い尿道痛が出現し,継続しているために受診した.尿道分泌物による下着の汚染は自覚していない.初尿(出始めの10ml程度の尿)と中間尿の沈渣を鏡検すると,初尿沈渣中には1視野に10〜15個の白血球を認めるが,中間尿沈渣には1視野に0〜3個しか白血球を認めなかった.
初診時に提出されたPCR(polymerase chainreaction)法による尿検体のChlamydia trachomatisの検査では陰性結果であった.
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