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オピニオン
卒後研修の導入と21世紀を展望した臨床検査技師の役割
著者: 中野尚美1
所属機関: 1銀杏学園短期大学
ページ範囲:P.1144 - P.1144
文献購入ページに移動 今,臨床検査技師は受難の時を迎えている.EBMにおいてその根底を支える臨床検査の外部委託やFMS方式の導入等が病院勤務の検査技師を脅かす一方で,教育現場にあっては,これまでの主たる就職先であった病院検査室や検査センターからの求人の減少が大きく,このことが志願者の減少にも繋がるので,人材確保の面からも大きな問題としてクローズアップされている.
そういった中にあって,病院検査室では,臨床支援を中心に様々な取り組みがなされ,検査室を臨床の場にとどめる努力もなされてきている.検査相談室の開設,糖尿病患者教育への参加,臨床医と共同での検査技術の開発などがその例として挙げられる.このような臨床の場においての臨床検査技師の役割への対応に関しては,4年制大学教育や大学院課程も整備されてきているので期待できるであろう.
そういった中にあって,病院検査室では,臨床支援を中心に様々な取り組みがなされ,検査室を臨床の場にとどめる努力もなされてきている.検査相談室の開設,糖尿病患者教育への参加,臨床医と共同での検査技術の開発などがその例として挙げられる.このような臨床の場においての臨床検査技師の役割への対応に関しては,4年制大学教育や大学院課程も整備されてきているので期待できるであろう.
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