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文献詳細

雑誌文献

検査と技術29巻10号

2001年09月発行

文献概要

技術講座 生化学

便中エラスターゼ-1測定の臨床的意義

著者: 竹田昌弘1 白鳥敬子2 小田桐恵美3 林直諒2

所属機関: 1東京女子医科大学中央検査部・遺伝子診断・ラジオアイソトープ科 2東京女子医科大学消化器内科 3東京女子医科大学中央検査部

ページ範囲:P.1153 - P.1159

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新しい知見
 エラスターゼは膵臓から分泌される消化酵素の1つである.便中のエラスターゼを測定することにより膵臓の外分泌機能を評価することができる.
 健常人57例の便中エラスターゼ-1(FE-1)は平均955μg/gであった.FE-1は慢性膵炎,膵切除群で低値を示した.膵外分泌機能検査であるセクレチン試験との比較では,膵外分泌因子の低下でFE-1は低値を示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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