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技術講座 病理
硬組織標本作製法
著者: 河原元1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院病理部
ページ範囲:P.1169 - P.1179
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硬組織標本の作製は種々の要因から困難を伴う.これを回避するために作製方法は目的に合わせて選択する必要がある.脱灰法,樹脂包埋研磨法,樹脂包埋薄切法など,従来から行われている方法にはそれぞれ長短がある.
最近,凍結切片作製法が改良され,非脱灰骨の薄切切片が比較的容易に得られ,一般色素染色はもとより,酵素組織化学染色も可能で,免疫組織化学染色にも応用しうるので,本文で説明する.
硬組織標本の作製は種々の要因から困難を伴う.これを回避するために作製方法は目的に合わせて選択する必要がある.脱灰法,樹脂包埋研磨法,樹脂包埋薄切法など,従来から行われている方法にはそれぞれ長短がある.
最近,凍結切片作製法が改良され,非脱灰骨の薄切切片が比較的容易に得られ,一般色素染色はもとより,酵素組織化学染色も可能で,免疫組織化学染色にも応用しうるので,本文で説明する.
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