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けんさアラカルト
POCTにおける経済効率の考えかた
著者: 櫛引健一1
所属機関: 1岸和田徳洲会病院臨床検査科
ページ範囲:P.1250 - P.1250
文献購入ページに移動 DRG/PPS(diagnosis relative group/prospective payment system)の施行を目前にひかえ,今後の臨床検査の在りかた,臨床検査技師像などが問われている今,中央化されコンピューターを駆使し効率を重視した業務運用への脱皮が一とおり完成の域に達したかに思ったのもつかの間,POCT(point of care testing)の意義や,施設によるPOCTの価値観,重要性,経済性を検証する必要が出てきた.ある意味でこの問題は,出来高払い医療の中にどっぷりと漬かった学習経験しか持ち得ないわれわれにとって,医療機関の機能や特色を再認識する絶好のチャンスでもあり,それぞれの施設における今後の臨床検査業務の行く末を占うものであるともいえる.
中央化されてきた検査業務を,逆に一部分散することになるPOCTは,臨床検査技師の首を締めることになるとか,経済的に割が合わないと否定的に考えたりするのは,医療行為全体の効率として捉えた場合,短絡思考ではないのかと最近自問自答している.
中央化されてきた検査業務を,逆に一部分散することになるPOCTは,臨床検査技師の首を締めることになるとか,経済的に割が合わないと否定的に考えたりするのは,医療行為全体の効率として捉えた場合,短絡思考ではないのかと最近自問自答している.
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