文献詳細
文献概要
技術講座 病理
CMVの検出法—酵素抗体法とISH法の比較
著者: 佐々木政臣1
所属機関: 1大阪市立大学医学部付属病院病理部
ページ範囲:P.1259 - P.1262
文献購入ページに移動新しい知見
サイトメガロウイルス感染症は,臓器移植時の免疫抑制療法や長期化学療法における日和見感染症の1つとして重要である.一般に,日和見感染症は重症化することが多く,早期に診断し適切な治療を行う必要がある.一方,感染症の診断で,ウイルスなど培養による同定が難しい場合や,新鮮材料がなくパラフィンブロックしか残っていないような場合,病理学的に感染微生物の同定を行わなければならない.近年,免疫組織化学,分子病理学的技術の発展に伴って,パラフィン切片からの感染微生物の迅速な同定が可能となってきている.
サイトメガロウイルス感染症は,臓器移植時の免疫抑制療法や長期化学療法における日和見感染症の1つとして重要である.一般に,日和見感染症は重症化することが多く,早期に診断し適切な治療を行う必要がある.一方,感染症の診断で,ウイルスなど培養による同定が難しい場合や,新鮮材料がなくパラフィンブロックしか残っていないような場合,病理学的に感染微生物の同定を行わなければならない.近年,免疫組織化学,分子病理学的技術の発展に伴って,パラフィン切片からの感染微生物の迅速な同定が可能となってきている.
掲載誌情報