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Laboratory Practice 血液 骨髄塗抹標本の見かた 異常細胞の見かた・3 リンパ球系の異常
2.数の異常と形態異常 核の異常
著者: 長野美恵子1 西村敏治1
所属機関: 1NTT東日本関東病院臨床検査部
ページ範囲:P.1360 - P.1363
文献購入ページに移動リンパ球系腫瘍の中で,特徴的な形態異常を示す疾患は,リンパ性白血病,リンパ腫,骨髄腫などがある.細胞の形態学的特徴は,大きさ,細胞質の色調,顆粒の有無,核構造などが挙げられる.中でも成人T細胞白血病/リンパ腫,菌状息肉症,Sézary症候群は,核形,核構造に異常が見られ,花弁状,脳回状,クルミ状とも形容される特徴ある細胞が出現し,鑑別には注意を要する.
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