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抗核抗体検査のEIAの自動化法
著者: 林伸英1 熊谷俊一1
所属機関: 1神戸大学医学部附属病院中央検査部
ページ範囲:P.1412 - P.1415
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抗核抗体の検出は,全身性エリトマトーデス(systemic lupus erythematosus,SLE)をはじめとする膠原病の診断,治療方針の決定,予後の推定において重要な検査である.抗核抗体の検出方法としては,従来より行われている間接蛍光抗体(indirect immunofluorescence;IF)法による総合的な抗核抗体の検出(スクリーニング検査)と,二重免疫拡散法やradioimmunoassayなどによる個々の抗核抗体(疾患特異的抗核抗体)の検出が行われている.近年,これらの検査にEIAが応用されるようになり,自動化が可能となった.
本稿では,紙面の都合上,スクリーニング検査としての抗核抗体検査の自動化を中心に解説する.
抗核抗体の検出は,全身性エリトマトーデス(systemic lupus erythematosus,SLE)をはじめとする膠原病の診断,治療方針の決定,予後の推定において重要な検査である.抗核抗体の検出方法としては,従来より行われている間接蛍光抗体(indirect immunofluorescence;IF)法による総合的な抗核抗体の検出(スクリーニング検査)と,二重免疫拡散法やradioimmunoassayなどによる個々の抗核抗体(疾患特異的抗核抗体)の検出が行われている.近年,これらの検査にEIAが応用されるようになり,自動化が可能となった.
本稿では,紙面の都合上,スクリーニング検査としての抗核抗体検査の自動化を中心に解説する.
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