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見開き講座 分子細胞遺伝学への道しるべ・12
染色体4.染色体構造異常
著者: 田村高志1
所属機関: 1杏林大学保健学部臨床遺伝学教室
ページ範囲:P.1456 - P.1457
文献購入ページに移動構造異常とは
生殖細胞の染色体になんらかの原因によって切断(breakage)が起こり,その切断の大部分は修復機構によって元どおりに修復される.しかし,修復されずにその断片(fragment)が消失したり,誤って他の染色体と再結合することによって構造異常(structural abnormality)が生じる(図1).構造異常には様々な種類がある.
生殖細胞の染色体になんらかの原因によって切断(breakage)が起こり,その切断の大部分は修復機構によって元どおりに修復される.しかし,修復されずにその断片(fragment)が消失したり,誤って他の染色体と再結合することによって構造異常(structural abnormality)が生じる(図1).構造異常には様々な種類がある.
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