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文献詳細

雑誌文献

検査と技術29巻2号

2001年02月発行

文献概要

トピックス

感受性検査の迅速化

著者: 町田勝彦1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学臨床検査医学講座

ページ範囲:P.137 - P.141

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はじめに
 現在の細菌検査室で行われている薬剤感受性検査の多くは,発育した集落から菌液を作製した後に,MicroScan Walk a way, VITEC 2, MIC 2000,センシタイターなどの微量液体希釈法や昭和ディスク法,3濃度ディスク法,E-テスト法などのディスク法にて測定され,病原細菌に対する有効な抗生物質の判定と選択が行われている.測定時問は最も早いVITEC 2システムで6時間を要し,他の方法では18時間が必要であるとされている.薬剤感受性検査の迅速化は,適正な抗生物質の選択を早期に行うことができ,薬剤費の節約に有効であるとされるために,その実現が強く求められている.本稿では現在国内で開発された,または開発中の薬剤感受性検査法について触れ,筆者らが開発中の酸素電極を用いる方法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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