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Laboratory Practice 病理 細胞像からここまでわかる
子宮頸部(6) 子宮頸部扁平上皮癌の細胞診
著者: 都竹正文1 手島英雄2
所属機関: 1癌研究会附属病院細胞診断部 2癌研究会附属病院婦人科
ページ範囲:P.263 - P.265
文献購入ページに移動子宮頸部の微小浸潤扁平上皮癌(microinvasivesquamous cell carcinoma)は微小浸潤を示す扁平上皮癌である(図1;矢印).
子宮頸癌取扱い規約(1997年,改訂第2版)では,微小浸潤とは癌細胞の間質内浸潤を組織学的に確認することができ,かつ浸潤の深さが表層基底膜より計測して5mmを超えず,またその縦軸方向の広がりが7mmを超えないものとされている.本病変は臨床進行期ではIa期に分類される.なお,さらに浸潤の深さが3mmを超えないものをIa 1期,それ以外のものをIa 2期と定めている.
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