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Laboratory Practice 血液 骨髄塗抹標本の見かた 異常細胞の見かた・1 赤芽球系の異常
2.数の異常と形態異常 赤芽球の減少と形態異常
著者: 大畑雅彦1
所属機関: 1静岡赤十字病院検査部第2課
ページ範囲:P.266 - P.269
文献購入ページに移動形態学的所見(図1)
図1から特徴ある所見を2つ挙げることができる.第1に核の濃染した赤芽球系細胞が観察されないこと,第2に中央にある強い好塩基性の細胞質を有した異常な巨大細胞が認められる点である.この巨大細胞は,細胞質の好塩基性の程度,核のクロマチン構造や核小体の形状から巨大前赤芽球と判断できる.本症例は小児で,血小板数の著減を指摘され,骨髄穿刺を施行した症例である.中央の巨大細胞の判別が診断的プロセスのポイントとなる.
図1から特徴ある所見を2つ挙げることができる.第1に核の濃染した赤芽球系細胞が観察されないこと,第2に中央にある強い好塩基性の細胞質を有した異常な巨大細胞が認められる点である.この巨大細胞は,細胞質の好塩基性の程度,核のクロマチン構造や核小体の形状から巨大前赤芽球と判断できる.本症例は小児で,血小板数の著減を指摘され,骨髄穿刺を施行した症例である.中央の巨大細胞の判別が診断的プロセスのポイントとなる.
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