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文献詳細

雑誌文献

検査と技術29巻5号

2001年05月発行

文献概要

けんさアラカルト

腐葉土とレジオネラ

著者: 小出道夫1

所属機関: 1琉球大学医学部第1内科

ページ範囲:P.428 - P.428

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はじめに
 Legionella longbeachaeは1980年に米国カリフォルニア州ロングビーチで最初に肺炎患者から分離され,その後,米国,欧州でときどき報告されているが,その感染源は他のレジオネラ属と同様クーリングタワーやシャワーなどで,水系感染であった.しかし,オーストラリアでは1987年に初めてL.Longbeachae肺炎が発生し,1988年から1989年にかけてガーデニングをする人達の間で集団事例や散発事例が多発するようになった.南オーストラリア州のInstitute of Medical and Veterinary Scienceは1989年,1990年に大規模な調査を行い,園芸に用いる腐葉土がその感染源であることを突き止めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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