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文献詳細

雑誌文献

検査と技術29巻5号

2001年05月発行

文献概要

Laboratory Practice 血液 骨髄塗抹標本の見かた 異常細胞の見かた・2 顆粒球系の異常

2.形態異常 細胞質と核の異常

著者: 中竹俊彦1

所属機関: 1杏林大学保健学部臨床血液学

ページ範囲:P.443 - P.445

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はじめに
 顆球系の異常は,顆粒の産生段階での異常が主である.代表的な異常は中毒性顆粒(toxicgranule)と,顆粒のない(低顆粒)好中球である.また,細胞質にデーレ小体(Döhle body)や空胞形成(vacuolation)などもみられる.
 一方,核の形態異常は,倍数性の異常に基づく成熟好中球の過分葉(hyper segmentation)と,まれには2個の核をもつ異常がある.また,核の成熟異常にペルゲルの核異常(Pelger anomaly)に似た偽ペルゲル異常(pseudo-Pelger anomaly)がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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