文献詳細
臨床検査に必要な統計処理法・17
文献概要
はじめに
臨床検査の領域では,ある血中成分の健常者測定値がどんな分布に従うのか,あるいは,検量線としてどんな関数式を選択すればよいのかなど,実際に得られたデータに適当な統計的モデルを当てはめ,それによって解析を進めることが多い.そこで用いられる統計的モデルに対し,その妥当性を客観的に評価するための方法の1つとして,赤池の情報量規準AIC(an infornnation criterion,またはAkaike's information criterion)1)がある.AICを利用することによって,統計数値表や主観的な議論をまったく必要とせずにモデル選択が行え,大量データの統計解析を自動的に処理することへの応用なども可能である.
臨床検査の領域では,ある血中成分の健常者測定値がどんな分布に従うのか,あるいは,検量線としてどんな関数式を選択すればよいのかなど,実際に得られたデータに適当な統計的モデルを当てはめ,それによって解析を進めることが多い.そこで用いられる統計的モデルに対し,その妥当性を客観的に評価するための方法の1つとして,赤池の情報量規準AIC(an infornnation criterion,またはAkaike's information criterion)1)がある.AICを利用することによって,統計数値表や主観的な議論をまったく必要とせずにモデル選択が行え,大量データの統計解析を自動的に処理することへの応用なども可能である.
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