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技術講座 一般
「尿沈渣検査法2000」の概要—[1] 血球と細胞
著者: 野崎司1 佐藤智明1 油野友二2 伊藤機一3
所属機関: 1東海大学医学部付属病院中央臨床検査センター 2金沢赤十字病院検査部 3神奈川県立衛生短期大学
ページ範囲:P.518 - P.524
文献購入ページに移動1995年,日本臨床検査標準協議会(Japanese Committee for Clinical Laboratory Standards;JCCLS)は,わが国における尿沈渣検査の標準法である“尿沈渣検査法指針提案GP1-P21)”を発表した.本指針は(社)日本臨床衛生検査技師会一般検査研究班の長年にわたる検討成績の内容の有識者の度重なる見直し作業を経て誕生したものである.また,わが国初のJCCLS検査指針であることもあって,関連学会から脚光を浴び,同法の公式テキストである日臨技尿沈渣検査法は表紙の色から“イエローブック”という愛称も付けられた.
イエローブックの発刊以来,尿沈渣検査の内容は充実したが,いくつかの問題点や解決すべき懸案事項が残されていた.そこでこれらの問題点を考慮したJCCLS委員会は,指針内容の見直し作業を進め,2000年4月,改定検査指針GP1-P3と新イエローブックを誕生させるに至った.
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