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文献詳細

雑誌文献

検査と技術29巻7号

2001年06月発行

文献概要

豆知識

一般的に使われているヘマトキシリンの種類と組成

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.638 - P.638

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 ヘマトキシリン染色のメカニズム:ヘマトキシリン自体はわずかにマイナスに荷電した色素であり,無色または淡褐色の結晶である.酸化剤などを加えて酸化ヘマテインにすると,マイナスに荷電するが,この酸化ヘマテインは生体成分と強く結合できる化学的官能基がない.そこで陶土類(硅酸アルミニウム)や鉄ミョウバンなどの媒染剤を加えてミョウバンレーキや鉄レーキを作ると,それらの電解質の影響を受けて色素はプラスに荷電し,生体内のマイナスの性質を有する部位(細胞核,他)と結合し,青紫色に染められる.
 ヘマトキシリンの種類は多種多様であるが,一般的に使われているヘマトキシリンを分類し記載する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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