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増刊号 病理組織・細胞診のための日常染色法ガイダンス 2.結合組織の日常染色法 a)膠原線維の染色法
マロリー染色
著者: 大塚俊司
所属機関:
ページ範囲:P.644 - P.646
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マロリー染色(Mallory stain)は,マロリーが1905年に考案した染色法で,酸フクシンとアニリンブルー・オレンジG混合液により染色する方法であり,筋線維と膠原線維の鑑別に有用である.また,細胞内の分泌顆粒,分泌物,硝子様物質なども染色される.現在では,後にハイデンハイン(Heidenhain)が改良した染色法〔アザン・マロリー染色(Azan-Mallory stain)〕が広く用いられている.マロリー染色は原法では染色に長時間を要するが,ここでは短時間で染色可能な方法を紹介する.
マロリー染色(Mallory stain)は,マロリーが1905年に考案した染色法で,酸フクシンとアニリンブルー・オレンジG混合液により染色する方法であり,筋線維と膠原線維の鑑別に有用である.また,細胞内の分泌顆粒,分泌物,硝子様物質なども染色される.現在では,後にハイデンハイン(Heidenhain)が改良した染色法〔アザン・マロリー染色(Azan-Mallory stain)〕が広く用いられている.マロリー染色は原法では染色に長時間を要するが,ここでは短時間で染色可能な方法を紹介する.
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