icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術29巻7号

2001年06月発行

文献概要

増刊号 病理組織・細胞診のための日常染色法ガイダンス 2.結合組織の日常染色法 a)膠原線維の染色法

マッソン・トリクローム染色

著者: 野村利之

所属機関:

ページ範囲:P.647 - P.650

文献購入ページに移動
目的
 線維性結合組織は生体内に広く分布し,膠原線維,細網線維,弾性線維の3種の線維に分類される.この中の膠原線維,細網線維を選択的に染める代表的な染色法がマッソン・トリクローム染色(Masson-trichrome stain)である.
 マッソン(Masson,1929年)がマロリー(Mallory)の原法(Mallory stain)とワンギーソン染色(van Gieson stain)を加味して考案した方法で,核をヘマトキシリンで黒く染め,膠原線維をアニリンブルーで青く,その他の細胞質,筋線維などを酸性フクシンで赤く染める3色染色法(trichrome stain)である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?