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増刊号 病理組織・細胞診のための日常染色法ガイダンス 2.結合組織の日常染色法 a)膠原線維の染色法
マッソン・トリクローム染色
著者: 野村利之
所属機関:
ページ範囲:P.647 - P.650
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線維性結合組織は生体内に広く分布し,膠原線維,細網線維,弾性線維の3種の線維に分類される.この中の膠原線維,細網線維を選択的に染める代表的な染色法がマッソン・トリクローム染色(Masson-trichrome stain)である.
マッソン(Masson,1929年)がマロリー(Mallory)の原法(Mallory stain)とワンギーソン染色(van Gieson stain)を加味して考案した方法で,核をヘマトキシリンで黒く染め,膠原線維をアニリンブルーで青く,その他の細胞質,筋線維などを酸性フクシンで赤く染める3色染色法(trichrome stain)である.
線維性結合組織は生体内に広く分布し,膠原線維,細網線維,弾性線維の3種の線維に分類される.この中の膠原線維,細網線維を選択的に染める代表的な染色法がマッソン・トリクローム染色(Masson-trichrome stain)である.
マッソン(Masson,1929年)がマロリー(Mallory)の原法(Mallory stain)とワンギーソン染色(van Gieson stain)を加味して考案した方法で,核をヘマトキシリンで黒く染め,膠原線維をアニリンブルーで青く,その他の細胞質,筋線維などを酸性フクシンで赤く染める3色染色法(trichrome stain)である.
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