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増刊号 病理組織・細胞診のための日常染色法ガイダンス 2.結合組織の日常染色法 c)細綱(好銀)線維の染色法
N・F—渡辺変法
著者: 布施恒和
所属機関:
ページ範囲:P.667 - P.671
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好銀染色は,結合組織の線維成分の主体をなす膠原線維,細網線維を染め出すのが目的である.特に細網線維は一般的に格子状線維,好銀線維と呼ばれ,脾,肝,リンパ節などの網内系に多く存在している.
この線維の走行状態は未分化な悪性腫瘍の鑑別(上皮性か,非上皮性か),間質性肺炎,脾炎,肝炎における線維化の進行状態の把握に極めて重要であり,日常の病理検査に不可欠な染色法となっている.
好銀染色は,結合組織の線維成分の主体をなす膠原線維,細網線維を染め出すのが目的である.特に細網線維は一般的に格子状線維,好銀線維と呼ばれ,脾,肝,リンパ節などの網内系に多く存在している.
この線維の走行状態は未分化な悪性腫瘍の鑑別(上皮性か,非上皮性か),間質性肺炎,脾炎,肝炎における線維化の進行状態の把握に極めて重要であり,日常の病理検査に不可欠な染色法となっている.
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