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メタクロマジー
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ページ範囲:P.721 - P.721
文献購入ページに移動 組織切片を染色する場合,ほとんどの組織はその染色液の有する色と同じ色に染色されるのが普通で,これをオルトクロマジー(オルトは正,クロムは色の意味)と言う.酸性粘液多糖類(粘液,軟骨基質),アミロイドなどをトルイジンブルーやチオニンなどの塩基性色素で染色すると,色素の色とは異なった,赤紫色に染まる.このように色素本来の色と異なって染色されることをメタクロマジー(メタは異意味)と呼ぶ.
色素の色調は,色素の濃度,共存する無機塩の濃度,温度などの多くの要因で変化する.他に,コンドロイチン硫酸,ヘパリン,ピアルロン酸を含む組織などもメタクロマジーを示す.
色素の色調は,色素の濃度,共存する無機塩の濃度,温度などの多くの要因で変化する.他に,コンドロイチン硫酸,ヘパリン,ピアルロン酸を含む組織などもメタクロマジーを示す.
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