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色出しの効果
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ページ範囲:P.730 - P.730
文献購入ページに移動 ヘマトキシリン染色液は酸性なので,核染や酸を用いた分別のままでは染色部位は赤褐色を呈し,しかも色素が退色しやすい.ヘマトキシリンはpH指示薬に用いられるようにpHにより色が変化する.
ヘマトキシリン水溶液のpHと色調
pH 4-5-6-7
色 黄色 紫色
酸(H+)が残っていると,結合したレーキがまた水素イオン(H+)と交換してしまい退色する.そこで水洗や中和によりpH値を高くすると,核は青色を呈し,またレーキが強く結合し安定化する.
ヘマトキシリン水溶液のpHと色調
pH 4-5-6-7
色 黄色 紫色
酸(H+)が残っていると,結合したレーキがまた水素イオン(H+)と交換してしまい退色する.そこで水洗や中和によりpH値を高くすると,核は青色を呈し,またレーキが強く結合し安定化する.
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