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pH値と共染
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ページ範囲:P.835 - P.835
文献購入ページに移動 染色液中でプラスに帯電したレーキは,塩基性色素と同じ挙動を示すと思われるが,塩基性色素のpHによる選択性は図のようである.
低いpH領域(2.5未満)では,リン酸基のあるDNAなどに富む核は染まるが,その他は染まらない.pH値が多少高くなるとカルボキシル基に富む部分も染まり,いわゆる共染となる.したがって,特定の部位を選択的に染めるには,染色液のpH値に注意する必要がある.弱酸領域では核・細胞質ともに染まり,共染となるが,pH値を低くすると,核のみが選択的に染色される.
低いpH領域(2.5未満)では,リン酸基のあるDNAなどに富む核は染まるが,その他は染まらない.pH値が多少高くなるとカルボキシル基に富む部分も染まり,いわゆる共染となる.したがって,特定の部位を選択的に染めるには,染色液のpH値に注意する必要がある.弱酸領域では核・細胞質ともに染まり,共染となるが,pH値を低くすると,核のみが選択的に染色される.
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