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増刊号 病理組織・細胞診のための日常染色法ガイダンス 13.金属・無機物の日常染色法 c)銅の染色法
パラジメチルアミノベンチリデンロダニン法
著者: 金子伸行
所属機関:
ページ範囲:P.884 - P.885
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本法は銅染色の中でも好成績を示す方法の1つであり,パラジメチルアミノベンチリデンロダニン(p-dimethylamino-benzylidenerhodanine)と銅が結合し,呈色反応を示す.しかし,酸性溶液中で,銅,銀,水銀,金,白金,パラジウムと反応し,アルカリ溶液中ではほとんどの重金属と反応するとされている.このため,他の重金属の染色法も必要に応じて鑑別に用いるべきである.
通常,人体においては全身に微量の銅が存在し,特に脳,肝臓,腎臓に多い.また,胎児や新生児などの肝臓にも多量に含まれている.
本法は銅染色の中でも好成績を示す方法の1つであり,パラジメチルアミノベンチリデンロダニン(p-dimethylamino-benzylidenerhodanine)と銅が結合し,呈色反応を示す.しかし,酸性溶液中で,銅,銀,水銀,金,白金,パラジウムと反応し,アルカリ溶液中ではほとんどの重金属と反応するとされている.このため,他の重金属の染色法も必要に応じて鑑別に用いるべきである.
通常,人体においては全身に微量の銅が存在し,特に脳,肝臓,腎臓に多い.また,胎児や新生児などの肝臓にも多量に含まれている.
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