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文献概要
増刊号 病理組織・細胞診のための日常染色法ガイダンス 14.特殊染色法
酵素組織化学(筋生検)
著者: 岩本宏文
所属機関:
ページ範囲:P.897 - P.903
文献購入ページに移動ゴモリのトリクローム染色
1.目的
ゴモリ(Gomori)のトリクローム染色(Trichrome stain)は酵素染色法でないが,筋生検の検索になくてはならない染色法で,ヘマトキシリン・エオジン染色(Hematoxylin-Eosin stain)で確認できる構造のほかに,大まかな筋線維のタイプ分け,ラッグドレッドファイバー(ragged red fiber. ミトコンドリア異常,写真2),ネマリン小体(nemaline rod,写真3)などの封入体の存在(sarcoplasmic body)などの検索ができ,非常に有用な染色法である1).
1.目的
ゴモリ(Gomori)のトリクローム染色(Trichrome stain)は酵素染色法でないが,筋生検の検索になくてはならない染色法で,ヘマトキシリン・エオジン染色(Hematoxylin-Eosin stain)で確認できる構造のほかに,大まかな筋線維のタイプ分け,ラッグドレッドファイバー(ragged red fiber. ミトコンドリア異常,写真2),ネマリン小体(nemaline rod,写真3)などの封入体の存在(sarcoplasmic body)などの検索ができ,非常に有用な染色法である1).
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