文献詳細
文献概要
病気のはなし
間質性肺炎
著者: 大塚満雄1 高橋弘毅1 阿部庄作1
所属機関: 1札幌医科大学第3内科
ページ範囲:P.954 - P.959
文献購入ページに移動新しい血清マーカー(SP-A,SP-D,KL-6):間質性肺炎の診断薬として肺サーファクタント蛋白質(SP)-A,SP-DおよびKL-6が1999年より測定可能となった.間質性肺炎では有意に高値となる.簡便にそして正確に診断できることより注目されている.現在特発性間質性肺炎の診断基準の改訂が検討されており,新しい診断基準の診断項目に上記マーカー,HRCTの導入も検討されている.
高分解能CT(high resolution CT;HRCT):従来のCT(10mm)よりもスライス厚が1mmと薄く,より微小で詳細な病変解析が可能になった.その画像より直接的に病理形態所見が推測できる.さらにマルチスライスCTの登場で,より短時間に連続スライスが得られ,さらに薄い画像や3次元表示も可能になった.
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