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文献詳細

雑誌文献

検査と技術29巻8号

2001年07月発行

技術講座 血液

凝固因子インヒビター測定

著者: 新井盛夫1

所属機関: 1東京医科大学臨床検査医学教室

ページ範囲:P.961 - P.966

文献概要

新しい知見
 第Ⅷ因子インヒビターの測定法としてベセスダ法(Bethesda Assay)が汎用されてきた.本法は特殊な試薬を必要とせず簡便なために,一般臨床検査室で実施できる.しかし,免疫反応と凝固一段法による第Ⅷ因子活性測定の組み合わせであるために,施設間の測定誤差が大きく,精度管理の限界を把握したうえでの結果の解釈が必要である.また1BU/ml以下の低値検体においては偽陽性率が高く,再検査の対象になる.近年,これらの欠点を改良したベセスダ法のナイメゲン(Nijmegen)変法が提唱され,測定感度や特異度が高まった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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