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技術講座 生理
誘発電位のポイント
著者: 所司睦文1
所属機関: 1川崎医療短期大学臨床検査科
ページ範囲:P.981 - P.987
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聴性脳幹反応(ABR)は新生児の難聴スクリーニングとして注目されている1).生後6か月以内に難聴が発見されれば,補聴器のフィッティングを行うことで聴覚と言語の発達を促すことができることがわかってきた.ABRは耳音響放射と併用されて産婦人科,小児科領域で臨床応用されることになりそうだ.
脳死に代表される脳幹機能の評価の指標として短潜時体性感覚誘発電位(SSEP)成分であるN18が注目されている.これはCPi-C2S導出によって記録される電位であり,健常者では観察されるが脳死患者では消失すると言われている.
聴性脳幹反応(ABR)は新生児の難聴スクリーニングとして注目されている1).生後6か月以内に難聴が発見されれば,補聴器のフィッティングを行うことで聴覚と言語の発達を促すことができることがわかってきた.ABRは耳音響放射と併用されて産婦人科,小児科領域で臨床応用されることになりそうだ.
脳死に代表される脳幹機能の評価の指標として短潜時体性感覚誘発電位(SSEP)成分であるN18が注目されている.これはCPi-C2S導出によって記録される電位であり,健常者では観察されるが脳死患者では消失すると言われている.
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