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文献詳細

雑誌文献

検査と技術29巻9号

2001年08月発行

文献概要

検査データを考える

尿試験紙の異常反応

著者: 舛方栄二1

所属機関: 1東邦大学医学部附属大森病院臨床検査部

ページ範囲:P.1085 - P.1091

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はじめに
 尿試験紙を用いた尿定性検査は各種疾患のスクリーニング,治療経過のモニタリング,また学校検尿に代表される各種健診などで最も一般的に行われている.最大の特徴は尿に試験紙を浸すことにより最高10項目もの検査情報が瞬時に得られることであり,最近では臨床検査の重要な初期検査の1つとして広く行われている.
 しかしこの試験紙法には十分に留意しなければならない点もあり,検査の現場でもしばしば定量値などと乖離した結果として現れてくる場合も見受けられる.これが偽陰性,偽陽性反応1)と呼ばれる現象である.本稿では代表的な偽陰性,偽陽性反応について解説し,併せて尿試験紙における異常反応について説明を試みる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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