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文献詳細

雑誌文献

検査と技術29巻9号

2001年08月発行

文献概要

Laboratory Practice 血液 骨髄塗抹標本の見かた 異常細胞の見かた・3 リンパ球系の異常

2.数の異常と形態異常 細胞質の異常(1)

著者: 清水長子1

所属機関: 1慶應義塾大学病院中央検査部

ページ範囲:P.1092 - P.1094

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はじめに
 リンパ球の異常には数の異常,形態異常,機能の異常がある.リンパ球増加はリンパ球の絶対数が4,000/μl以上,リンパ球低下は1,500/μl以下と定義されている.リンパ球増加は単クローン性増加と多クローン性(反応性)増加とに大別され,単クローン性増加をきたす疾患群としては悪性リンパ腫の白血化や,慢性リンパ性白血病群の①慢性リンパ性白血病(chronic lymphoid leukemia;CLL),②前リンパ性白血病(prolymphocytic leukemia;PLL),③毛様(有毛)細胞白血病(hairycell leukemia;HCL),④大顆粒リンパ球性白血病(large granular lymphocytic leukemia;LGLL)が,多クローン性増加をきたす疾患としてはウイルス性疾患が挙げられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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