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文献詳細

雑誌文献

検査と技術29巻9号

2001年08月発行

文献概要

検査じょうほう室 輸血:輸血検査と血液型の謎

ABO血液型と小腸性ALP

著者: 松下誠1

所属機関: 1埼玉県立大学短期大学部衛生技術学科

ページ範囲:P.1114 - P.1115

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はじめに
 血清中の小腸性アルカリ性ホスファターゼ(IAP)がABO血液型のBまたはO型で分泌型のヒトにより多く検出されることは,今から30年以上も前に報告されている.当初,IAPが血液型に依存する理由は,IAPがA型赤血球と結合するため速心分離後の血清中には存在しない,あるいはIAPの血中からのクリアランスがABO血液型によって異なることなどが考えられていた.しかし,1998年のわれわれの報告を契機に新たな局面を迎えている.
 以下にIAPと血液型との関連性について述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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